いなだ治療院の健康コラム

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内臓の整体は人体観のパラダイムシフトにつながる!?

臨床コラム
2017年10月17日

NHKスペシャル「シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク 」より

今月から始まったNHKスペシャル「シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク 」はご覧になったでしょうか?

私たちのような医療関係者だけでなく、身体に関するお仕事をされているヨガやピラティスの先生やダンサーの方なども興味をもってSNS上でシェアされているのを多く見かけました。

この番組で伝えたいことの一番は、おそらくこれまでの医学で常識とされていた人体観を覆すことなんだろうと思います。

今までは、人間の身体は脳が司令塔として最高指導者として君臨しているものだと思われていました。

脳の指令を神経やホルモンという情報網にのせて、筋肉や内臓をコントロールし、動きや情動まですべて脳によるトップダウンによって人体のしくみが作られていると思われていたのですね。

ところが、ここにきてついに科学の最先端の研究によって、実はそうじゃなかった、「からだ中の臓器が互いに直接情報をやりとりすることで、私たちの身体は成り立っている」ということがわかってきたのです。

漢方・鍼灸や伝統医療の人体観でもあった

しかし翻ってみると、実は身体中の臓器が互いに直接情報をやりとりしていることは、4000年も前の漢方医学や世界各国の伝統医療ではすでにわかっていたことなんです。

内臓の器官どうしが、お互いにコミュニケーションをとって情報のやりとりをしながら身体の機能は維持されていることは陰陽五行の自然哲学にみられ、漢方や鍼灸では不調が起こると、関連する臓器を調整することで病の症状を治す術をもっていたのです。

そのような経験によって積みあげられてきた伝統医療の人体に対する見方が、高性能な顕微鏡などの技術的な進歩があって人体の精巧なしくみが解明されていくことは素晴らしいことです。

もちろん現代医学的にも、新たな人体観に基づいた治療法が開発されていくことは私たちの健康にきっと貢献することでしょう。

当院での身体に対する整体の3つのアプローチについて

ここで私の行っている整体の施術について少しお話しますと、以下の3つのアプローチを患者さんの状態に応じて使い分けています。

  1. 内臓と脳へのアプローチ
  2. 筋筋膜・関節へのアプローチ
  3. 生体エネルギー場へのアプローチ

それぞれに詳しく書きたいところですが、今回は内臓へアプローチする整体について、できるだけ平易に説明してみますね。

なぜ内臓にアプローチする整体なのか?

私が、「内臓に施術しますね」というと、患者さんから「内科の検査では特に異常はありませんでしたけど。」との返事をいただくことがあります。

また、逆に「健康診断で血糖値が高いと言われているんです。」とおっしゃる方もいます。

ここで、私が内臓にアプローチするという意味は、検査値にはあらわれにくい問題のことを指しています。

しかもその問題というのは、病気の原因となりうるものなのです。

それは何かというと、ズバリ【内臓の位置異常】です。

内臓というのは、正しい位置にないと正しくはたらいてくれないので、本来の力を発揮するために正しい位置に戻してあげる必要があるのですね。

もっとも多くてもっともわかりやすいのがいわゆる内臓下垂です。

まだあまり知られてはいませんが、内臓の器官が下ると内臓そのもののはたらきだけでなく、原因不明の肩・腰・脚などの痛みの症状を引き起こすこともあるのです。

たとえば、心臓が下にさがると、むくんで脚が重くなるとともに、股関節が硬くなって骨盤が歪んでしまいます。

そのような内臓の位置異常を整体の手技で整えるのが内臓アプローチなのです。

内臓整体は医療コストのかからない最先端技術!?

最初にNHKスペシャルの「シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク 」の話しをしましたが、手技での内臓整体は、まさにこれら臓器どうしのネットワークを円滑にし、臓器が互いに直接情報をやりとりするという身体のしくみを正常に働かせてあげることをしているのですね。

現在医学が解明し、新しい治療技術が開発されてもそれはまた高くつくという弱点があります。

整体は基本が「手当て」ですから、原価ゼロですね。

セルフケアのしかたもありますから、覚えて実践すれば超低価格の医療が実践できますね。

 

これを知らないと遅れますよ!腰痛と内臓との深~い関係

セルフケアのヒント , 臨床コラム
2017年09月29日

秋になるとどうして腰痛が増えるのか?

朝晩が涼しくなってくる秋になると出てきやすい症状があります。

一番多いのが腰痛です。

特にぎっくり腰を起こしやすい季節はこの秋か春先が多い傾向があります。

その他には、寝違いや耳鳴り、アレルギー症状の悪化やうつ・自律神経症状が出やすいのもこの時期です。

これらの症状に関係しているのが内臓で、外部環境の変化に内臓のはたらきがうまく対応できていないことが多いことなのです。

夏の暑い時期にはたくさん汗をかき、水分もたくさん摂るので腎臓をはじめとして循環器といわれる臓器にかなり負担がかかっています。

たとえば、その夏の疲れが解消されないまま秋をむかえて、気圧や気温の変化に対応できずに腎臓のはたらきが低下し重くなって腰の筋肉を圧迫してしまうことが腰痛の大きな原因となります。

腎臓が弱ると老化がすすむ!?

少し腎臓のはたらきのお話をすると、腎臓は血液をろ過し、水分を再吸収して老廃物をおしっことして排泄しますね。

老廃物は毒素としてたまると身体によくないので、まずは排泄して余分な塩分やミネラルも体外に出し血圧の調整をしたり、血液の酸性・アルカリ性の調整もしています。

また、皮ふで作られたビタミンDを活性化させるのも腎臓のはたらきで、腎臓が弱るとカルシウムが吸収されず骨が弱ってしまいます。

また、血液は骨髄で作られますが、その骨髄に血液をつくる指令を出すホルモン(エリスロポエチン)出すのも腎臓のはたらきです。

こんな風に腎臓はたくさんのはたらきを担ってくれているのですが、逆に腎臓が弱ると老化への道をたどることになりそうです。

昔から漢方では、腎臓の弱りと老化は関連していることがわかっていて、白髪・眼のかすみ・耳鳴り・難聴などは腎を補う薬を処方していました。

また、精神面においても、腎臓が弱ると、不安感や恐れの感情が強くなったり、根気や気力がなくなったりします。

自分でできる腎臓の手当法

腎臓が弱っているなと感じるのは、先ほどの感情面での不安や気力の低下によって自覚できますが、身体に現われたサインというのが腰痛だったり耳鳴りだったりするのですね。

では、そんな時に自分でできる腎臓のケアのしかたをお教えしましょう。

腎臓の位置がわかっているほうがイメージしやすいので下の絵で位置関係をつかんでおいてください。

  • 仰向けに寝て指先が下になるように両手のひらを腰のあたりに当ててください。
  • 当てた手を軽く上に持ち上げるような意識をもってゆったりと深呼吸を3分間くらいしながらそのまま手を当てていてください。
  • できれば手から癒しのエネルギーが出ているとイメージしてやるとより効果的です。
  • 立ってやることもできるので、その場合は手を当てて少し頭のほうに上げるようなイメージでやるといいです。

簡単にできるので、家でも職場でもいつでも何回やってもいいですよ。

この手当法をやるだけでも、身体が軽くなるのを感じられますので、ぜひおすすめします。

症状の改善には内臓調整を行なう施術を受けられる治療院へ

セルフケアはぜひ習慣化していただきたいのですが、それではおっつかない場合もありますね。

そんな時は、私たちのような内臓調整のできる治療家の元へいくと症状の改善につながる施術が受けられます。

身体のしくみのほとんどは、内臓と脳との情報交換を神経やホルモン系という手段によってうまく調整してくれています。

動くために必要な筋肉や関節のはたらきも、内臓と脳のはたらきと切っても切れない関連があるのです。

そのような大切な内臓の調整ができる整体は、これからの治療の主流になると思います。

また自分で内臓のセルフケアもできるため、自分の健康は自分で守るという意識をもってもらうためにもプロの施術を受けてみることをおすすめします。

今日からできる!アンチエイジングのヒント

セルフケアのヒント
2017年09月27日

今日からできる老化予防の話

若い頃にできた動きが、からだが硬くなってできなくなった。

鏡を見るたび、しみ・しわ・白髪が気になるようになった。

ひと口に老化現象といわれますが、老いを感じるのは自分が一番よくわかるものですね。

かく言う私も、50才の境いを越えてますので、自分の健康については人一倍気にしています。

今日は、そんなアンチエイジングにからんだお話をさせていただきましょう。

サーチュインという言葉をご存知ですか?

最近はテレビなどでも耳にしますが、長寿遺伝子のことをいうんですね。

以前こちらのコラムでサーチュイン遺伝子とアンチエイジングについてのことを書きました。

生活習慣に中でも、食事の量を減らすことが長寿につながるというお話でした。

こちらからご覧になれますよ。

もうひとつ遺伝子の活性化に影響するものがある

それは、なにかというと【運動】です。

なーんだと思いましたか?

少し専門的になりますが、実は【運動】するとミトコンドリアを活性化する遺伝子がONになるのがわかっています。

ミトコンドリアとは、細胞の中にあるエネルギー産生工場のことです。

エネルギーの産生が向上すると、代謝があがり、結果的に疲労や肥満、そして老化防止にもつながるのだそうです。

どんな運動がいいのでしょうか?

有酸素運動を、少し息があがる程度に行うのがいいんですよ。

目安は1日20分程度の運動で充分です。

おすすめは、『歩くこと』です。

走るよりも歩くことのほうが、健康という面からか優れているのです。

早足レベルの運動強度であれば、一般人の健康のための有酸素運動としては十分効果があるとされています。

毎日の生活の中で、歩く時間を増やすように意識してみてください。

エスカレーターよりは階段をできるだけ使って「登る」という動作を進んでやってみてください。

平坦な道だとすり足でも歩けてしまうので、健康・長寿のためなら少し上り坂の道を選んで歩くことがいいです。

登るという動作がポイントです

【登る】という動作は、脚の後ろ側の筋肉を使います。

ほとんどの人は、脚の前側が優位で、筋肉の後ろ側をあまり使えていません。

しっかりと後ろ脚で蹴って歩けることが大切なのです。

そして【登る】という動作をすることで、脚の前後の筋肉のバランスを整えることにもなるんです。

それからもうひとつ大切なポイントはがんばりすぎない事ですよ!

3日ぼうずで終わるより、日々の空き時間を上手に利用して、楽しみながら習慣化していってくださいね。

≪今日のまとめ≫

●食事はバランスのよい献立を少なめの量をいただく。

●20分のやや速足での歩行と登る運動を習慣化する。

 

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